Adobe Photoshop 画像アセットの使い方を紹介
最終更新日 - 公開日 2017.10.11
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Adobe Photoshop の画像アセットの使い方と命名規則を紹介します。
例えば、元画像とRetina対応画像を一緒に書き出したい場合に便利な方法です。
画像アセットとは?
画像アセットとは、レイヤー名にGIF・JPG・PNGなどの拡張子をつけることで、そのレイヤーやグループを指定した拡張子で書き出すことのできる Photoshop の便利機能です。
アセットを使用する場合は「ファイル」>「生成」>「画像アセット」にチェックを入れると、同一ディレクトリに「xxxx-assets」ファルダーが作成されて画像が書き出されます。
画像の命名規則
画像アセットでJPG・GIF・PNG画像を書き出す場合、次の命名規則で指定の画像を書き出すことができます。
以下、画像のファイル名が hogehoge の場合の書き出し方法です。
- JPEG画像
- hogehoge.jpg
- GIF画像
- hogehoge.gif
- PNG画像
- hogehoge.png
出力画質やサイズの調整方法
出力画質の指定方法
JPGの出力画質を指定する場合は次のようになります。
- 画質80%のJPEG画像
- hogehoge.jpg8 または hogehoge.jpg80%
- 画質10%のJPEG画像
- hogehoge.jpg1 または hogehoge.jpg10%
- 画質100%のJPEG画像
- hogehoge.jpg10 または hogehoge.jpg100%
PNGの出力画質を指定する場合は次のようになります
- 出力画質8のPNG画像
- hogehoge.png8
- 出力画質24のPNG画像
- hogehoge.png24
- 出力画質32のPNG画像
- hogehoge.png32
GIFの出力画質は指定できません。
サイズの指定方法
画像サイズを指定する場合は、相対値または px、in、cm、mm などの単位を指定します。
- 200 x 200 の場合
- 200 x 200 hogehoge.jpg
- 元のサイズから 200% の場合
- 200% hogehoge.jpg
サイズをピクセルで指定する場合は単位を省略できます。
透明部分は画像領域とみなされない場合があります。レイヤーマスクで画面全体を覆うなどで適宜調整を加えてください。
また、例えば 200% と指定して表示サイズよりも大きい画像で書き出す場合は、スマートオブジェクトなどを活用してください。
Retina対応の画像を書き出す場合
Retina 対応の画像を書き出す場合は、次のような指定方法があります。
- 元画像とRetina対応画像を書き出す場合
- hogehoge.jpg,200% hogehoge2x.jpg
「,(カンマ)」でアセット名を区切ることで、一度に複数の画像を書き出すことができます。
ディレクトリを指定する場合
保存される画像をディレクトリで分ける場合は、ディレクトリ名とアセット名の間にスラッシュを挿入します。
- サブディレクトリを分けて元画像とRetina対応画像を書き出す場合
- img/hogehoge.jpg,200% img2x/hogehoge.jpg
画像が書き出されない時の対処方法
アセット画像が書き出されないとエラーファイルが表示されます。
画像が書き出されない場合は次の点を確認してください。
アプリを再起動
一度アプリを再起動してみましょう。
レイヤー名(アセット名)を再設定
正しく指定している場合でもエラーが出る場合があります。レイヤー名を一度消して記入し直してください。
同一ファイル名を変更
同じアセット名があるとエラーがでます。名前を変えてください。
まとめ
Adobe Photoshop の画像アセットの使い方と命名規則を紹介しました。