喪中ハガキの文章見本と知っておきたいポイントを紹介
最終更新日 - 公開日 2017.12.17
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喪中ハガキの文章見本と知っておきたいポイントを紹介します。
例えば、喪中はがきを自作したい時に便利な方法です。
喪中とは?
喪中とは喪に服している期間のことを言います。
喪中はがきはその年に身内に不幸があった場合に出す手紙のことです。
新年の挨拶(年賀状)を行わない非礼を事前に知らせるために使われます。
喪中はがきの一般的な文章見本
喪中はがきの一般的な例文を紹介します。
例えば、自分の父親が亡くなった時は次のような文章が考えられます。
喪中につき新年のご挨拶を失礼させていただきます
本年六月に父 山田 太郎が67歳にて永眠いたしました
本年中に賜りましたご厚情に深謝いたしますともに
明年も変わらぬ厚誼のほどお願い申し上げます
平成三十年十一月
〒111-0053 東京都台東区浅草橋5丁目21番5号
山田 一郎
花子
冒頭は喪中を知らせる挨拶文を記載します。
続いて、没月日・続柄・故人名・年齢を記載します。
没月日は亡くなった日。
続柄は、差出人筆頭者から見た続柄。
故人名は、亡くなった人の名前。
年齢は亡くなった日を基準とした年齢。
連名で出す場合は、夫を基準にして父や母を記載するのが一般的です。
自分の住所を記載する場合は、子供が小さければ子供の名前は省いてしまっても大丈夫でしょう。
文章の冒頭で亡くなったことを知らせる場合の文章見本
文章の冒頭で亡くなったことを知らせる場合は次のように書くこともできます。
亡父の喪中につき新年の
ご挨拶を失礼させていただきます
本年中に賜りましたご厚情に深謝いたしますともに
明年も変わらぬ厚誼のほどお願い申し上げます
平成三十年十一月
-- 以下省略 --
亡くなった人の名前を記載しない場合の文章見本
亡くなった人の名前を記載しない場合は次のように書くこともできます。
喪中につき年末年始の
ご挨拶をご遠慮申し上げます
本年中賜りました厚情を深謝申し上げます共に
明年も変わらぬ厚誼のほどお願い申し上げます
皆様からのお年始状は励みになりますので
例年通りお待ちしております
平成三十年十一月
-- 以下省略 --
喪中はがきの言葉の読み方や意味
文章見本で使われている言葉の読み方や意味を紹介します。
- 喪中
もちゅう - 喪に服している期間。
- 永眠
えいみん - 長い眠りにつくこと。
- 賜り
たまわ・り - もらう、いただく、頂戴する。
- 厚情
こう じょう - 思いやりのある心。
- 厚誼
こう ぎ - 情があつい交際。
- 深謝
しん しゃ - 深く感謝すること。
- 明年
みょう ねん - ことしの次の年。来年。
- 年始状
ねん し じょう - お祝いではない新年のご挨拶状。
身内の誰が亡くなると喪中になるの?
はがきを出す本人と亡くなった身内のとの関係が2親等までの場合に出すのが一般的です。
自分を基準に0親等から2親等までの関係は次のようになっています。
- 0親等:夫、妻
- 自分の夫(主人)や妻(家内)など。
- 1親等:父、母、子供
- 父、義父、岳父、母、義母、丈母、長男、次男、息子、長女、次女、娘、など。
- 2親等:兄弟、姉妹、孫、祖父母
- 兄、弟、義兄、義弟、姉、妹、義姉、義妹、孫、孫息子、孫娘、祖父、祖母、義祖父、義祖母、など。
夫や妻の親族が亡くなった場合の書き方
妻や夫の父母が亡くなった場合、ご夫婦が連名で出す場合には、ご主人から見た続柄(父、母、義父、義母など)で記入する場合が多いようです。
喪中はがきのマナー
喪中はがきには、押さえておきたいマナーが幾つか存在します。
それらを必ず守る必要はありませんが、はがきを出す相手によっては守るべきルールも存在する場合もあります。
喪中はがきの投函期間
はがきの投函は11月から12月初旬が一般的です。
相手が年賀状を出す前や、年賀状の受付開始前から届くように出しましょう。
句読点を含まない
歴史的な慣習や習慣が今でも続いているため、喪中はがきには句読点を含まずに書くのが一般的になっています。
けれど、はがきの内容やはがきを出す相手の間柄によっては、細かく気にすることはないでしょう。
喪中はがきが届いたら返信は必要?
喪中はがきは新年の挨拶(年賀状)を行わない非礼を事前に知らせるためのものなので、一般的には返信をしないのが通例です。
仲の良い友人などであれば、年明けに「寒中お見舞い」を送るのは問題ないでしょう。
まとめ
喪中ハガキの文章見本と知っておきたいポイントを紹介しました。
紹介した内容は地域の慣習や宗教によっては異なる場合があります、ご注意ください。