【PS,Switch 対応】MacBook でゲーム配信する方法
最終更新日 - 公開日 2024.10.22
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MacBookでゲーム配信や画面録画をする方法を紹介します。
PS5,4やNintendo Switchを使ってゲーム配信をしたい人におすすめの記事です。
- 配信・録画に必要な機材一覧
- 【機材】MacBookの推奨スペックは?
- 【機材】外付けのビデオキャプチャー機材が必須
- 【機材】マイクはUSB接続が手軽で便利
- 【機材】あると便利なUSBハブ
- 【機材】外部モニターも欲しい
- 配信ソフトはOBSが最適
- 編集ソフトは定番のPremiere Proがおすすめ
- よくある質問
配信・録画に必要な機材一覧
MacBookでゲーム配信や画面録画をするために必要な機材を紹介します。
機材 | ゲーム配信 | 画面録画 |
---|---|---|
MacBook | M1チップ搭載以降の機種 ※M1チップ搭載以前でもできないことはない |
|
ビデオキャプチャー機材 | パススルー機能付き機材を選択 ・Elgato Game Capture Neo ・Elgato Game Capture HD60 X 外付けキャプチャカード |
映像をパソコンに取り込めればOK ・UGREEN HDMI キャプチャーボード ※ただやっぱりパススルー機能がある機材が欲しくなります |
マイク | ・USBマイク ・コンデンサーマイクとオーディオインターフェイスのセット |
・USBマイク ・編集前提の場合、iPhoneの「録音」アプリでも可 |
USBハブ | 機材によってポートが足らないためUSBハブがあると便利 ・Anker 332 USB-C ハブ (5-in-1) ・Anker USB3.0 ウルトラスリム 4ポートハブ |
|
ディスプレイ | ゲームの解像度や表示速度に対応したディスプレイ | 録画のみであれば不要だが、遅延が気になる可能性大 |
配信ソフト | OBS | |
動画編集ソフト | Adobe Premiere Pro |
MacBookの推奨スペックは?
ゲーム配信や画面録画を始めるときに、パソコンの必要スペックが気になる方も多いと思います。基本的には、M1チップ以降を搭載したMacBookであればスペックは問題ありません。もちろん、最新機種に越したことはありませんが、M1以前のモデルでも十分に対応できます。
注意すべきポイントは、そのMacBookで他の作業にも利用しているかどうかです。配信直前まで負荷の高い作業をしていた、配信しながらブラウザーでYouTubeを起動しているなど、処理が重たくなる影響で映像の遅延や動画にカクつきが発生することがあります。たとえ高スペックのMacBookを使っていても、不要なアプリを終了させたり、配信前に再起動を行うなど、負荷を軽減する工夫は必要になってきます。
実体験:M1チップ以前のMacBookを使っていましたが、配信・録画作業自体に問題なく行えます。ただし、パソコンに負荷がかかっている状態での使用では多々トラブルがあったので、できるだけスペックが高く、メモリやHDの容量がある状態が理想です。
外付けビデオキャプチャー機材が必須
MacBook にはゲーム映像を直接取り込むための端子がありません。そのため HDMI 端子の映像をUSBに変換してパソコンに読み込むための、外付けキャプチャー機材(キャプチャーボード・キャプチャーカード)が必要です。ゲーム配信や画面録画など、使用する用途によっておすすめの機材が異なるので、まずは画面録画を始める場合におすすめの機材と、続けて配信におすすめの機材を紹介します。
画面録画だけならコストを抑えて始められます
費用を抑えて安く画面録画を始めたいなら、UGREEN HDMI キャプチャーボードのような、安く簡単に HDMI を USB へ変換できる機材がおすすめです。Amazon などでは1,000円程度の安価な商品も多く見かけますが、安い商品はスペック情報が少なかったり、スペックに虚偽の記載があったり、取り込んだ映像の色味が不自然だったりと、配信以前の問題や、録画した動画の品質にばらつきがある場合もあります。そのため、名前も知らないようなアジア系メーカーの商品を購入するよりも、UGREEN など名前を聞いたことがあるような信頼できるメーカーの製品を選ぶことを強くおすすめします。
パススルー機能がない機材で外部モニターに映像を出力したい場合は、分配器(avedio links HDMI)を使う方法もあります。分配器も比較的安いため、費用を抑えて環境を整えることもできますが、やはり長時間の使用には向いていない気がします。
メリット
・低コストで画面録画を始められる。
デメリット
・パススルー機能がないのでパソコン画面でゲームをプレイする必要がある。
・パソコン画面の映像が遅延する場合もある、この場合録画映像も遅延やカクつきが発生します。
・商品によって色味のズレや画面遅延など、取り込み時の不具合が発生することも。
実体験:以前、2,000円程度の「4K HDMI キャプチャーボード USB2.0 HD 1080P」を購入しました。HDMIからUSBへの変換は問題なくできましたが、録画された映像の色味がモニターと少し異なり、ビビッドに感じることがありました。また、長時間の録画では映像がカクカクしてしまうこともありました。ビデオ会議など短時間の利用には問題ありませんが、ゲーム画面の長時間録画には向いていないかもしれません。半年ほど使用して、別の商品に乗り換えました。
ゲーム配信にはパススルー機能付きのElgato製品がおすすめ
ゲーム配信ではパソコンに取り込んだ映像が遅延する場合がよくあります。ゲームのジャンルによっては遅延は致命的な問題。そこでパススルー機能が付いた外付けキャプチャーボードを使って、遅延のない映像をパソコンとは別のモニターに映してプレイすることができます。
多くのメーカーがパススルー機能付きの製品を発売していますが、ここでも信頼性の高い有名メーカーの商品を選ぶことをおすすめします。有名メーカーの製品は、万が一トラブルが発生しても、解決策の情報が豊富で安心ですし、実際に使っている配信者も多いので、配信動画で製品のクオリティを確認できるなどのメリットもあります。
おすすめのメーカーはエルガト。商品は、Elgato Game Capture NeoやElgato エルガト Game Capture HD60 X 外付けキャプチャカード です。どちらも高価ですが、安定した性能と多くの利用者がいるので、トラブルが起きても安心して対処できます。
メリット
・パススルー機能により、外部モニターを使えば遅延を気にせずゲームをプレイできる。
・トラブルの時に解決に役だてる情報が多い。
デメリット
・価格が高い。
・外部モニターが必要。
実体験:Elgato HD60 S+ 外付けキャプチャカードを使っています、快適!
キャプチャーボードとキャプチャーカードの違い
ちなみにキャプチャーボードとキャプチャーカードの主な違いは、設置場所によって分かれます。例えば、ボードは外付け、カードは内蔵型など。
ボードはモバイルや簡易な使い方向け、カードは高性能を求める場合向けたものですが、製品によっては外付けでもカードと表記されている商品もあります。
マイクはUSB接続が手軽で便利
実況配信の場合はマイクが欠かせません。ただ、マイクは種類が多く値段もピンキリ、高額商品となると購入に踏み切るには勇気と時間が必要になります。
選ぶための基準としてはUSBマイクが導入しやすくおすすめです。5,000円〜20,000円程度の価格帯の商品であれば、性能は十分ではと思います。また、有名メーカー(オーディオテクニカ、シュア、ソニーなどなど)なら、さらに安心して使えます。
音声のノイズ処理などは後述するOBSソフトで調整できるため、予算に応じて無理のない範囲で選びましょう。マイクは配信目的以外でもオンラインMTGの音質を良くすることも期待できるので、安物で済まさず、投資する価値は十分にあります。
スマートフォンの録音アプリを使う方法も
また、マイクを使わずにスマートフォンの録音アプリを活用する方法もあります。スマートフォンの録音アプリを使って音声を別に録音、動画編集時に録音した音声を合成すれば、マイクいらずで実況動画を作成できます。
手順としては、MacBook のマイクも録音可能な状態にして、スマートフォンの録音アプリと一緒に録画・録音を開始。配信開始時に編集時の目印として、手を叩くや大きな声を一瞬入れるなどの合図を録音、動画編集時にその合図を基に音声のタイミングを合わせて調整して音声を同期させます。
あると便利なUSBハブ
購入する機材のUSB端子がUSB-タイプC端子ではないと、機材をパソコンに常げることができません。そんな時に便利なのがUSBハブです。特におすすめはAnkerのAnker 332 USB-C ハブ (5-in-1)やAnker USB3.0 ウルトラスリム 4ポートハブの製品、接続端子の選択肢も多く、安くて高性能なのもおすすめポイントの一つです。
実体験:Anker 332 USB-C ハブ (5-in-1)を使っていますが、それとは別にAnkerのUSB-C ハブ (5-in-1)のようなドッキングステーション的な機材もあると便利です。
外部モニターも欲しい
ゲーム画面をパソコンに取り込めたとしても、取り込んだ映像には遅延が発生することがあります。そのため、パススルー機能付きの外付けキャプチャー機材を使用し、遅延がない映像を外部モニターに表示してプレイするのがおすすめです。
モニターも多くの種類があり、選ぶのが大変な機材ですが、好きな配信者がおすすめしている製品を購入するような、人と同じものを使ってみるや、最近ではコストパフォーマンスに優れたXiaomiのゲーミングモニターが導入しやすくおすすめです。
例えば、Xiaomi ゲーミングモニター G24i 23.8インチディスプレイなど。
配信ソフトはOBSが最適
ゲーム配信や画面録画には、OBS(Open Broadcaster Software)が最適です。多くのユーザーが利用しているため、使い方を調べるのも簡単。性能も高く機能も充実しています。何より無料で利用できるのが一番の魅力! 操作になれないと初期設定は少し手間取りますが、一度設定してしまえばその後はスムーズに使い続けることができます。
編集アプリは定番のPremiere Proがおすすめ
録画した動画は編集したくなりますよね。編集ソフトには無料と有料があります。無料ソフトは、キャプチャーボードに付属していることもあるので、機材を選ぶ際に編集ソフト付きを選択するのもおすすめ。
でも本格的に動画編集したい場合は、有料の Adobe Premiere Pro を導入するのがおすすめです。機能が充実していて、プロレベルの編集が可能なのは魅力的。
よくある質問
ゲーム配信や画面録画にありがちなトラブルと、解決方法をご紹介します。
Q:取り込んだ映像の色味が変です。
A:機材(キャプチャーボード)の性能が原因かもしれません。安価な製品は色味の再現が不十分なことが多いので、色味を正確に取り込める高品質な製品への買い替えや、動画編集ソフトで色味を調整するなど検討してください。
Q:キャプチャーボードにパススルー機能がありません
A:HDMI分配器で代用できますが、安い機材の場合に、映像の遅延や画質に問題が出る場合があります。
Q:パソコンに表示されるゲーム画面が遅延しています。
A:パソコンに負荷がかかっている場合は少し休ませる。安価な機材の場合は高性能な変換機材に変更するか、パススルー機能付きの機材を使用し、外部モニターでゲーム画面を見るなどの対策が必要です。
Q:動画の実況音声にノイズが多く、聞き取りにくいです。
A:OBSの設定で音声のノイズ除去を行うか、動画編集ソフトの音声処理機能を使ってノイズを除去してください。ノイズ除去機能付きマイクの購入もおすすめです。
Q:録画したゲーム画面がカクついてしまいます。
A:キャプチャーボードの性能の問題でなければ、パソコンの処理が重くなっている可能性があります。一度パソコンを再起動するか、熱でファンが回っている状態であれば、少しパソコンを休ませてから作業を再開してください。
Q:ゲーム音と実況音声が一緒に録音されています。
A:OBSの音声チャンネル設定で、BGMと実況音声が同じチャンネルに設定されているかもしれません。それぞれを別チャンネルで保存できるように設定を変更してください。
Q:Nintendo Switch Lite で配信できないんですが。
A:Nintendo Switch Lite は映像の外部出力ができないので、通常の Nintendo Switch をご利用ください。
まとめ
MacBookでゲーム配信や画面録画をする方法を紹介しました。